* 空は水浅葱に広がり・・・

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関西地区、やっと梅雨明け宣言が出て
本格的な夏に突入したそうです。

したそうです・・・と言う他人事のような言い方ですが
もっと前に梅雨明けがあったような気がしている私なので・・・。

梅雨は「さよなら」も告げずに行ってしまうけれど
何かしら「おや?」と感じる事があります。
「どう違うの?」って言われても
確かに「こうよ」と言える物は何もないので至極あやふやですが

風の熱さ とか 土の香り とか 虫の音色 とかだったり

それは自然からのメッセージかも知れません。

そうそう、今年はまだヒグラシの声を聞いていないなぁ~と感じています。
昨年は7月入った頃からボツボツ鳴き始めていたのに
今年は全く聞こえないので寂しいと思っていたら
先日風菫に行きましたら、微かに遠くで鳴いている声が聞こえて
ホッとしました。

「ヒグラシは夏の終わりに聞こえるから、なんだか寂しげ・・・」

そんな声を耳にしますが、実は初夏(6月頃)から鳴き始め
8月頃になると鳴かなくなります。

夏終わりを告げるセミの声
実は、ツクツクボウシの声でした。

私はツクツクボウシには申し訳ないけれど、彼の声よりずっと
ヒグラシの声が大好きです。

森の奥、小川に足を突っ込んで、噴出した汗を拭っている時に
カナカナカナカナ・・・・と聞こえてくる声がヒグラシのイメージ。
イメージって大事なんですよ。
そのイメージがあるから、ヒグラシの声を聞くと
なんとも涼しげな森林浴をしている気がして心地よかったりします。

丁度その頃、庭の隅にあって、一際目立つ花が咲きます。
<薮萱草:やぶかんぞう>のオレンジ色は
目にとても新鮮で
鬱陶しい梅雨空を晴らしてくれるような勢いです。

この花が咲くと

空は水浅葱に広がり、夏の暑さが今年も巡り来て
高校野球が始まる季節になるのか~と思うのです。
水浅葱(みずあさぎ)は、蓼藍(たであい)で染めた一等淡い藍色。
夏の太陽があまりにも主張をしちゃうものだから
空が遠慮して色を一等淡い色にしちゃったのかも知れない・・・。

そうそう、薮萱草ですが・・・。
蕾を天ぷらにすると、本当に甘くて美味しいの。
まるで果物のようなフルーティーさ
でも、蕾だから、採ってしまっては花は咲きません。
今年は沢山花芽をつけてくれたので
ある程度花を咲かせてから、残りの半分を天ぷらにして食べました。
このお花・・・実と言うか種を結べない運命なのです。
三倍花と言って、染色体異常で生まれた植物なので、実はつきません。
その代わり、地下茎が伸びて集団を作ります。
増やす時は、株分け。
沢山増えてくれるといいな~って、今年も眺めています。
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by fu-souka | 2008-07-18 10:50 | *風想花(日記)  

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